2020年04月13日

春にして君を離れてーabsent in the spring

アガサ・クリスティー作のこの本、鴻上尚史さんは、「無意識な優越感によって崩壊した人間関係をえぐった小説として、本書をお勧めしています」と。

いつも、いつも、自分のことではなく、夫のこと、子どものことを、良かれと思って、発言してきたジョーン。
しかし、それは、本当の自分の言いたいことを、あなたのため というオブラートに包んでの発言だったことに、茫洋とした砂漠の中で、やっときがつくのだが、日常に戻ると、また、その蓋を閉じてしまう。

夫は、「このまま、気が付かずにいてくれたら・・・」と願うのみだった。

自分に正直になる。なかなか難しいことだ。

しかし、言霊というように、言葉はその人を如実に表すものだ。
繕うだけでは、いつかほころびが来ることを身に染みて感じた小説だった。
posted by jinchann at 18:25| 本の知識

2020年03月29日

コンテイジョン

2011年アメリカで制作された、パンデミック映画の「コンテイジョン」を見ました。
まさに、今のコロナ感染状況とあまりにも似ている状況が描き出されていました。
感染元を特定するためのCDCの活躍、WHOの調査、それの途上で、医療者や調査途上の人々が感染に侵されていく。
また、ワクチンの開発をめぐって、誘拐や途上国にワクチンが回ってこないことによる差別、食料をめぐっての暴動、愛するものを特別扱いする思い、などなど、まさに「あるある」のリアリティ満載です。

アマゾンの無節操の開発で、蝙蝠が人間界の近くに現れ、豚との合体で、変異ウィルスとなって、人間に蔓延する。
今回の新型コレラも、蝙蝠と豚とのウィルスの変異がそもそもとのこと。
そして、さらに恐怖なのが、永久凍土が解け始めて、そこには、未知なるウィルスが眠っていて、人間界に溶け出してくる可能性が大であるということ。
ウィルスとの闘いは、封じ込めるのではなく、どうやって、共存するかであり、少しでもウィルスの目覚めを少なるするしかない、そのためには、温暖化の進みを遅らせることのみ、という処方ではあるが、世界が自国ファーストになっていることで、世界協調が図れそうもない。
また、トランプなどが、「○〇ウィルス」といって、特定の国に対する犯人さがしに躍起となっている。

誰かのせいにしたい、というのが心理とはいえ、そんなことを言っている場合ではないだろう。
世界をあげて、情報を明らかにし、一緒に対策をしていかなければ、先にあるのは、滅びの道だけだろう。

なんだか、だんだん現実的になってきた。
posted by jinchann at 04:17| 映画

2019年09月29日

私たちは「買われた」展 終了

CoLaBoの少女たちの生の声を聞き取った、「買われた」展が終了しました。
予想以上に多くの人たちに足を運んでいただき、深く考えさせられる展示だったといえます。

若い人たちの来場も多く、また、若い男性たちがどのようにこの展示を感じたのか、いろいろ考えています。

性暴力、性被害に自己責任論は成り立たない。
非難ではなく支援を。

これは、従軍慰安婦問題も同様です。
この同じ日、「愛知ビエンナーレ不自由展」の補助金支出を取り消したという新聞報道がありました。
萩生田文科大臣の意向とか。まさに、国と違う考え、に対して、どんどん不寛容になっていく今の日本です。
そして、だんだんと「それでなんでいけないの」といった、空気が蔓延してきています。

国の税金を使うのであるならば、国の意向に逆らってはいけない なんて、だれがきめたのですか。
そんなことがあっては断じてなりません。

自由の空気を。

posted by jinchann at 00:00| 日記

2019年09月28日

決算審査厚生分科会傍聴記

2018年度の決算審査が始まっています。
2018年度まで、議員で会ったことから、とても、気になっています。
私だったら、何を評価して、何を指摘するか。

中核市移行が何をもたらしたのか、
そして、高齢化問題にどう対処するのか。
子どもの貧困、若者対策として、国保税の逆進性の課題
貧困格差問題にどう対処するか、ということ抜きには、市政への評価は語れないのではないだろうか。

どうしても厚生分科会の課題が多いので、行ってきました。
何というか、部課長は余裕の答弁といった感じ。

自分の過去の質問などの反省はさておき、勝手に評価。

なぜ、部課長が余裕の答弁となっているかというならば、
現状と問題の指摘までは、それなりにあるのですが、
その先の市側の答弁、「こんなにやっていますよ」というのに対し、
「いえいえ、やっているのはわかりますが、それでいいのですか。こういった課題があるではないですか。どうするのですか」といった切り替えしが、弱いな、と感じた次第。

市側にもっと対策を考えてもらうためには、いま、やっていることを聞いて確認するだけでなく、やっていてもなお、課題があることを突き付けなければなりません。

例えば、介護人材不足についてならば、2018年にやった介護人材の取り組みで、どういった成果をあげられたのか、また、どういった成果を期待して実施したのか。を確認して、具体的な介護人材不足の今後の見通しを問わなければならないかな、と思うわけです。もちろん、1年で何か具体的な成果がすぐ出るというものではないのはわかりますが、今のやり方で、将来、といっても、2,3年後にどのような成果が期待できるのか、どの邦画はあるのか、と問わなければならないかな。

例えば、学童保育所の面積要件について、狭いところで実施しているのは、これ以上待機児を出さないため、ということを、一定程度、理解しても、「それでいいのですか」と切り返してほしかった。
児童数がだんだん減るからいいのだ、という成り行き任せであれば、何ら行政責任を果たしていることにならないと思うんは私だけでしょうか。

会計監査院による、包括支援センターの包括支援センター指定管理料と介護保険のケアプラン策定料との2重どり問題は、たしか、一昨年の決算の証拠書類閲覧で、私自身、戻入が行われていることを確認していることから、八王子市においては、解決済みといえるのではなかったかしら。

限られた時間での審査であればあるほど、わかっていることを聞くのではなく、おかしいと思うところ、不足と思っているところ、などを集中的に聞いてほしかったです。

2018年度決算の指摘によって、2020年度予算の在り方も変更させられるかもしれないのですから、終わったことではあっても、どう評価して、次の施策を打つのか、という観点から、とても重要だと、常々思っています。




posted by jinchann at 23:46| 日記

2019年09月26日

国連勧告と琉球・沖縄の人々の権利とは 

9月21日、表記タイトルの集まりに参加してきました。
小金井市教育委員会公園、市民自治をめざす三多摩議員ネットも協力の企画です。

2018年9月、国際人権差別撤廃委員会は、琉球・沖縄の人々の権利を保護するよう日本政府に勧告を出しました。この勧告に対して、同じ日本人だろう、ということで、勧告撤廃の意見書が都内いくつかの自治体で、採択されていることを、問題としての集会です。

改めて、住民投票で8割方の住民が辺野古新基地建設反対の意思を表明しているにも関わらず、無視されなければならないなか、このことを、国連の勧告の意義と、いま、沖縄が置かれている状況の報告を聞きながら、考えさせられる集まりでした。

私たちは、沖縄のことを知らなさすぎる。自分の痛みとして、理解できていないということではないかと思います。
posted by jinchann at 11:27| 日記